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R言語入門:for文、if文、while文の使い方

2024年3月20日

R言語はデータ分析や統計計算に広く使用されるプログラミング言語です。初心者にとって、for文、if文、while文の理解はプログラミングの基礎を学ぶ上で非常に重要です。ここでは、これらの基本的な制御構造について説明します。

for文の書き方

for文は、指定された回数だけコードブロックを繰り返し実行するために使用されます。R言語でのfor文の構文は以下の通りです

for (変数 in シーケンス) {
  # 実行するコード
}

例:1から5までの数を印刷する

for (i in 1:5) {
  print(i)
}

このコードは、1から5までの数値を順に出力しますので、次のような結果になります。

if文の書き方

if文は、指定された条件が真(true)であるかどうかを評価し、条件が真の場合にのみコードブロックを実行します。elseelse ifを用いて、複数の条件を評価することもできます。

if (条件) {
  # 条件が真の場合に実行するコード
} else if (別の条件) {
  # 別の条件が真の場合に実行するコード
} else {
  # どの条件も真でない場合に実行するコード
}

例:数値が正、負、またはゼロかを判断する

x <- -5
if (x > 0) {
  print("正")
} else if (x < 0) {
  print("負")
} else {
  print("ゼロ")
}

このコードは、xが負のため次のように「負」と出力されます。

while文の書き方

while文は、指定された条件が真の間、コードブロックを繰り返し実行します。条件が偽(false)になると、ループは停止します。

while (条件) {
  # 実行するコード
}

例:変数の値が10未満の間、インクリメントする

x <- 0
while (x < 10) {
  x <- x + 1
}
print(x)

このコードは、xの値が10未満である間、xに1を加え続けます。ループが終了すると、xの値は10になります。

これらの制御構造は、R言語でのプログラミングにおいて非常に基本的かつ重要です。for文、if文、while文を理解し、適切に使いこなせるようになると、より複雑なプログラムやデータ分析タスクを効率的に実行することができます。

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